はまちゃんの日々是好日

ようこそいらっしゃいました

平成30年 冬

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師走です
ブログの更新 11ヶ月ぶりです
私の主人が去年の9月に亡くなった時から
母は 月に一回は我が家に来てくれるようになった
夫を亡くした娘を憐れんでくれたのでしょうかね

それまでは 自分の家が一番いいと
遊びにも来なかった母でしたから
母の優しい思いが伝わりました

それまでは 実家へは 私が週 Ⅰ~2回
買物やマッサージをしに
通ってましたから 


悔やまれることは 
やはり 主人を一人おいて
親孝行と言っては家を空けてしまったこと
朝は6時~10時過ぎ 仕事してそのまま実家へ
往復2時間かけて 夕方6時前に帰宅
主人はいつも のんきにしていてくれたけれども・・・
いてくれて当たり前 安心して出かけさせてくれていた
いまだに信じられない 残念でならない

そんな気持ちを察してか・・
母が家に来てくれるようになって
私の沈みかける気持ちを支えてくれた
もちろん 子供達もさりげなく支えてくれた

我が家に来れば マッサージもしてあげられるし
買物に出掛けると冷蔵庫の中が
いつもより豊かになる

実家の弟夫婦も
多少でも息抜きができると言ってくれる
一石二鳥でいいのかもしれない 

前回のこのブログを見ると
俳句がたくさんのっている
でも 今は全く やってない
母の身体の状態は
母でしかわからない
母は急激に弱って
一人でいるのをいやがり困らせるようになった
今年の夏の暑さで
体調がかなり不安定となった
夕方になると
熱が出るといって
タクシーで病院にいき
点滴を打ってもらいに行くようになった
体温計で何度も計って上がるのを待って
いるような感じ
自分の気持ちを自分でコントロールするように
熱を上げているようで
やはり 日中 一人でいるのは
寂しく 辛い状態なのだろうと思えた

毎日のように夕方 タクシー頼んで
病院にいき 37度 熱が出てフラフラすると訴えて
医者も看護婦も慣れたように笑って扱われていた

弟嫁も妹も看護婦で 母のようすを把握して
行かなかくでも大丈夫というが
母は 死にそうなのに病院に行くわ~ね
この大変さがわからんのかと 訴える

死にそうなのにタクシー頼める?
まだまだボケているとはいえない

デイサービスに行くしかないねと弟の嫁さんと相談して
母を説得して週一回 やっと行くことになった
母は思いのほかデイサービスに馴染んでくれてよかった

その後 長年通った病院を 妹の勤める病院に代わることになり
妹もいるのでどんな状態か把握して薬も試して合わせてもらって
今は本当に安心できるようになった
身内に看護婦がいるというのは色々とメリットがある

母は ボケている様でボケていない
我が家に来たら
あちらこちらが きれいになってる
おおいに嬉しいけれど
黙ってはいない
また ほったらがして
キチンとかたずけて
むかしは 几帳面だったのにと叱る そして
ああ えらい くたびれたと 挙げ句の果てにいうのである
 
えらいならやらなければいい
やりたくないならやらないでいい
寝とけばいい いう具合

母曰く
性分だから 気になる という

確かに 私も若いときは几帳面だった

けれども 
五人の子供を育てる間に変わった
子育ての時って大変で
元気だけが取り柄の子供達
一人一人 目配り気配りして
五人が皆 調子がいいときなんてない
休んでる暇はない 
掃除も洗濯もやってもやっても追いつかない
しんどい時もやってきた

主人は仕事 出張も長い
転勤も単身赴任もあった
核家族で ほぼ手助けなしで
よくやってきたと思う
元気だけが取り柄の家族
兄弟で手伝ってくれた
なんとか 社会人になったけれど
毎日が あっという間
特に狭い官舎住い時に末の子が生まれた時
産後 休むこともなく
三食 食べさせて 学校行かせて
風呂入れて寝させて
また 朝が来て

そんなこと言い立てたら
母は あまり言わなくなった

母は デイサービスに週四日行くことになり
張りきって行ったが 四日目に腰が痛くなり通えなくなった
ベットから起き上がるのに5分かかるという
母のようすを見ながら
日中一人でいるのは気になり
老い先短いかもしれない母を思うと
私は仕事場に休みをもらって
我が家に連れてきた
我が家に二週間いたが 良くなったかと思うと
また 痛んだりと くりかえしたが
嫁さんや妹と連絡取り合って相談して
薬を送ってもらったりして
ようやく 家に帰って行った

介護の初期研修というのがあって参加した
今からどうなるかわからないし
聞いておけば役に立つかと思ったのだ

思いのほか おもしろくこれから母に
役に立ちそうなので本当に良かった

そして 鬼嫁がいい!といわれた

なるほどね 母が元気に自分のことをやろうとする気持ち
ある意味 
嫁さんに支えられていたことにきずいた
さすが 看護婦 という感じだ

でもね 仲の良い親嫁になりたかろうに
それがこの世で出会って 課せられたものだろうにとも思う私

母を送りとどけてから
『あとはよろしくお願いします』と ライン送ると
『自分のことは自分でするのでありがたいです』
『優しくはできませんが 見守ります』と 返ってきた

今のところ それでいいのだろう
母もわかっていてのこと

私も 娘とはいえ 優しくはしていない
自分のことは自分でしてもらう 

でも 常々 何をしたら喜ぶかな と考えている

母がとても喜んだことは
風呂を抜かずにおいて
朝 残り湯を沸かして
風呂中でタオルで体中を 擦ってもいいよ
あとは掃除するから 遠慮しなくていいからね
ゆっくりと入ったらと・・
 思い存分 垢が浮いていた
二人でわらいころげた

いつも母が風呂にはいると
入ったら直ぐに出て 身体を洗いながし 直ぐに出ようとする
そして 髪の毛が浮いてないかさがす
気兼ねしているんだと思ったので
思いついての朝湯だった

一つでもよろこんでくれたことができて
よかった
いつまでも元気に長生きしてほしい
そのためのお手伝いならいくらでもしたい